19才

スガシカオ( 菅止戈男 ) 19才歌詞
1.19才

作詞:スガシカオ
作曲:スガシカオ

唇に毒をぬって
ぼくの部屋にきたでしょう?
あなたのキスで
もう体も脳も溶けてしまいそう
大キライな ぼく 19才
大キライな ぼく 19才
吐き気がするくらい
あなたの心美しいのに
何ひとつできないぼくに
どうしてキスしてくれるの?
大キライな 日々 19才
大キライな 顔 19才

クロアゲハチョウの様に
誇らしい羽根で飛びたい
くだらないって言わないで
そんな人生がいいの
いいの…

汚れてる魂だけを
取り除くのが無理なら
どちらに歩けば
それを未来と呼べるのでしょう?
宙ぶらりんな ユメ 19才
宙ぶらりんな ウソ 19才

クロアゲハチョウになって
誰からも愛されたい
九分九厘ないとしても
ほんの一瞬でいいの
いいの…

大キライな ぼく 19才
大キライな ぼく 19才

クロアゲハチョウの様に
誇らしい羽根で飛びたい
くだらないって言わないで
そんな人生がいいの

クロアゲハチョウになって
誰からも愛されたい
九分九厘ないとしても
ほんの一瞬でいいの
いいの…


2.ホームにて

作詞:スガシカオ
作曲:スガシカオ

また誰か 今日もギターをつま弾いてる
街の音に混じって オロロンと鳴いています
昨日 父親のインクの臭いがする手で
殴られたあとが グズグズと痛むのです

駅のホームの上 ぼくの体 風が通り抜けていく時
春の魔法にかかってしまったみたい…
まるでこの世界が ぼくのことを ぼくのだらしない全部を
何もいわずに抱きしめてくれそうな夜

なんか日曜日の深夜の番組みたい
時々 誰のためにぼくはいるんだろうと思う
古いエスカレーター くたびれた色してるベンチ
蛍光灯の下で ソワソワふるえています

やわらかい風 ぼくの胸に 吸いこんだその瞬間
春の魔法にかかってしまったみたい…
誰にもいわず あの日ぼくがあきらめてしまった全部を
それでいいんだって 許せてしまいそうな夜

駅のホームの上 ぼくの体 風が通り抜けていく時
春の魔法にかかってしまったみたい…
まるでこの世界が ぼくのことを ぼくのだらしない全部を
何もいわずに抱きしめてくれそうな夜


3.サナギ~Theme Form xxxHOLiC The movie~Gota Remix

作詞:スガシカオ
作曲:スガシカオ

体のうすい粘膜を 直接ベタベタと触られるような
あなたのその無神経な指も ゾクゾクして嫌いじゃなかった
でも いつだってあなたときたら 放っておくと嘘ばかり
私のことを馬鹿だと はじめから思っていたくせに…

こんな日が来ると 思いもしなかったけど
まだそこにあなたが いる気配すら感じるの

あなたがいなくなってからもうずっと 体はサナギ色になって渇いて
冬の寒い部屋で生まれ変わるの まるでそれは美しい蝶みたいに
まだ濡れているその羽根を 誰かに駄目にされないように
少しずつひらいていくの 空を飛ぶユメを見て…

そんな日が不意に やってくるのだとしたら
その羽根でどこへ 飛んでいけばいいかしら

家畜に名前がないように あなたの名前を忘れてしまうの
思い出して泣いてしまうよりも あなた自体を消してしまうの

そんな日がいつか やってくるのでしょうか
あなたとの日々が もう許されるのでしょうか
そんな日がいつか やってくるのでしょうか
素晴らしい日々が いつの日か…